VTuber配信を見ていると、コメント欄で「鳩やめて」「鳩コメはNG」といった言葉を見かけることがあります。
鳩コメ・鳩コメントとは、簡単にいうと、別の配信者や他の配信で起きていることを、今見ている配信のコメント欄に持ち込む行為のことです。
たとえば、「〇〇さんが呼んでるよ」「別の配信で〇〇って言ってたよ」「今〇〇さんはこっちにいるよ」といったコメントは、鳩コメにあたる可能性があります。
悪気がなくても、配信の流れを止めたり、配信者や他のリスナーを困らせたりすることがあるため、VTuber配信では気をつけたいコメントマナーのひとつです。
この記事では、鳩コメ・鳩コメントの意味、なぜ嫌がられるのか、具体的なNG例、鳩コメにならないための考え方、見かけたときの対応を初心者向けにわかりやすく解説します。
鳩コメ・鳩コメントとは?

鳩コメ・鳩コメントとは、別の配信者や他の配信で起きていることを、今見ている配信のコメント欄に持ち込む行為のことです。
「鳩行為」と呼ばれることもあり、VTuber配信やライブ配信のコメントマナーとしてよく使われる言葉です。
「鳩」という言葉は、伝書鳩のように別の場所の情報を運ぶイメージから使われています。
たとえば、Aさんの配信を見ているときに、Bさんの配信で起きていることをコメントするような行為です。
具体的には、以下のようなコメントが鳩コメにあたる可能性があります。
・「〇〇さんが呼んでるよ」
・「別の配信で〇〇って言ってたよ」
・「今〇〇さんはこっちにいるよ」
・「〇〇さんも同じゲームしてるよ」
・「さっき別枠で見ました」
もちろん、すべてのケースで必ずNGになるわけではありません。配信者本人が話題に出している場合や、コラボ配信の流れによっては自然なコメントになることもあります。
ただし、基本的には「今見ている配信に関係のない他枠の情報を持ち込まない」と考えておくと安心です。
VTuber配信のコメント全体のマナーについては、関連記事の「VTuber配信のコメントマナー」でも詳しく紹介しています。
鳩コメがVTuber配信で嫌がられる理由

鳩コメが嫌がられる理由は、単に「他の配信者の名前を出すから」だけではありません。
配信の流れを止めたり、配信者に余計な対応をさせたり、他のリスナーまで巻き込むことがあるため、VTuber配信では避けたいコメントとされています。
主な理由は以下の通りです。
・配信の流れや空気を止めてしまう
・配信者に余計な対応の負担をかけてしまう
・他の配信者やリスナーを巻き込む可能性がある
・伝言ゲームのように誤解やトラブルにつながる
・ゲーム配信ではネタバレやゴースティングに近くなることがある
配信の流れや空気を止めてしまう
VTuber配信では、配信者とリスナーがその場の話題や空気を共有しながら楽しんでいます。
その中で、急に別の配信者や他枠の話題が入ると、配信の流れが止まってしまうことがあります。
たとえば、雑談配信で楽しく話している最中に「〇〇さんが今別枠で話してたよ」とコメントされると、配信者は反応するべきか迷ってしまいます。
反応すれば今の話題が途切れますし、無視すればコメントした人が気まずくなることもあります。
悪気のないコメントでも、結果的に配信の空気を変えてしまうことがあるため注意が必要です。
配信者に余計な対応の負担をかけてしまう
鳩コメは、配信者に「どう返せばいいか」という負担をかけることがあります。
たとえば「〇〇さんが呼んでるよ」とコメントされた場合、配信者は本当に呼ばれているのか、反応してよいのか、今の配信を中断するべきなのかを判断しなければなりません。
実際には冗談だったり、文脈が違っていたり、コメントした人の勘違いだったりすることもあります。
配信者はコメントを拾いながら、ゲームや雑談、企画の進行もしています。そこに他枠の情報が入ると、必要以上に気を使わせてしまうことがあります。
他の配信者やリスナーを巻き込む可能性がある
鳩コメは、今見ている配信者だけでなく、名前を出された別の配信者にも影響することがあります。
たとえば「〇〇さんがこう言ってたよ」というコメントが広がると、言葉の一部だけが切り取られたり、本人の意図とは違う形で伝わったりする可能性があります。
また、コメント欄のリスナー同士が「それ鳩だよ」「いや違うでしょ」と言い合いになってしまうこともあります。
その結果、本来楽しく見るはずだった配信のコメント欄が、注意や反論で荒れてしまうこともあります。
伝言ゲームのように誤解やトラブルにつながる
鳩コメは、伝言ゲームのように情報がずれて伝わることがあります。
配信者本人が軽い冗談で言ったことでも、別の配信のコメント欄に持ち込まれると、強い意味に見えてしまう場合があります。
たとえば、ある配信で「あとで遊びたいね」と言っていただけなのに、別の配信で「〇〇さんが呼んでるよ」とコメントされると、受け取り方が変わってしまいます。
このように、元の文脈がないまま情報だけが運ばれると、配信者同士やリスナー同士の誤解につながる可能性があります。
ゲーム配信ではネタバレやゴースティングに近くなることがある
ゲーム配信では、鳩コメがネタバレやゴースティングに近い行為になってしまうこともあります。
ゴースティングとは、対戦相手や他の参加者の配信を見て、位置情報や行動を把握するような行為を指します。
たとえば、複数人が同じゲームを配信しているときに、「〇〇さんは今こっちにいるよ」「相手チームは今ここにいるよ」とコメントすると、ゲームの公平性に影響する可能性があります。
コメントした人は親切のつもりでも、配信者にとっては困る情報になることがあります。
特に対戦ゲームや人狼系、推理系、サバイバル系のゲームでは注意が必要です。
リスナーがやりがちな鳩コメの例

ここでは、リスナーが悪気なくやってしまいがちな鳩コメの例を紹介します。
「これくらいなら大丈夫そう」と思うコメントでも、配信の流れやルールによっては避けた方がよい場合があります。
「〇〇さんが呼んでるよ」
「〇〇さんが呼んでるよ」は、鳩コメになりやすい代表的なコメントです。
別の配信者が本当に呼んでいたとしても、それを今見ている配信のコメント欄に持ち込むと、配信者に対応を迫る形になってしまいます。
配信者同士のやり取りは、本人たちが必要に応じて連絡を取れるものです。リスナーが間に入って伝言する必要は基本的にありません。
「別の配信で〇〇って言ってたよ」
「別の配信で〇〇って言ってたよ」も、鳩コメにあたる可能性が高いコメントです。
他枠の話題を持ち込むことで、今の配信の話題がずれてしまうことがあります。
また、発言の一部だけを切り取ると、元の意味と違って伝わることもあります。
配信者本人がその話題を出していない場合は、控えた方が安心です。
「今〇〇さんはこっちにいるよ」
「今〇〇さんはこっちにいるよ」というコメントも注意が必要です。
特にゲーム配信やコラボ中の場合、他の配信者の居場所や行動を伝えるコメントは、ゲーム性を壊してしまうことがあります。
リスナーとしては状況を教えたいだけでも、配信者にとっては知りたくない情報かもしれません。
「〇〇さんも同じゲームしてるよ」
「〇〇さんも同じゲームしてるよ」は、一見すると何気ないコメントに見えます。
しかし、配信者がその話題を出していない場合、他の配信者の名前を急に出すコメントになってしまいます。
特に初見でコメントする場合は、今見ている配信者の話題を中心にするのがおすすめです。
「他の配信ではこうしてたよ」
「他の配信ではこうしてたよ」というコメントは、鳩コメだけでなく、指示コメントに近くなる場合もあります。
配信者が攻略方法を求めていないのに、他の配信でのやり方を持ち込むと、プレイの自由度を狭めてしまうことがあります。
ゲーム配信では、配信者が試行錯誤する様子も楽しみのひとつです。
「さっき別枠で見ました」
「さっき別枠で見ました」は、状況によって判断が分かれるコメントです。
たとえば、配信者本人が「さっき別枠にいた人いる?」と聞いている場合は自然なコメントになることもあります。
一方で、何の流れもなく「さっき別枠で見ました」と言うと、他枠の話題を持ち込んでいるように見える場合があります。
迷ったときは、今の配信の話題に関係あるかを考えてからコメントしましょう。
| コメント例 | 鳩コメになる可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| 「〇〇さんが呼んでるよ」 | 高い | 他の配信の情報を持ち込んでいるため |
| 「別の配信で〇〇って言ってたよ」 | 高い | 配信者が求めていない情報の可能性が高いため |
| 「〇〇さんも同じゲームしてるよ」 | やや高い | 話題に出ていない他者名を出しているため |
| 「さっき別枠で見ました」 | 場合による | 話の流れと関係ない場合は避けた方がよい |
| 「このゲーム初見です、楽しみです」 | 低い | 他配信の情報を持ち込んでいないため |
鳩コメにならないためにリスナーが気をつけたいこと

鳩コメを避けるために大切なのは、「今見ている配信を中心にコメントすること」です。
コメントをする前に、今の話題に関係があるか、配信者が求めている情報かを少し考えるだけでも、鳩コメはかなり防ぎやすくなります。
その配信者が話題にしていない相手の名前は出さない
基本的には、配信者本人が話題にしていない他のVTuberや配信者の名前は出さない方が安心です。
もちろん、配信者本人が「〇〇さんの配信見た?」と話している場合は、その流れでコメントしても自然なことがあります。
ただし、話題に出ていない相手の名前を急に出すと、配信の空気が変わってしまう場合があります。
特に初見コメントでは、まず今見ている配信者への感想や挨拶を中心にするのがおすすめです。
配信概要欄や固定コメントのルールを確認する
VTuber配信では、概要欄や固定コメントにルールが書かれていることがあります。
たとえば、以下のようなルールです。
- 他の配信者の名前を出さない
- 話題に出ていない人の名前を出さない
- 他枠の話題を持ち込まない
- ネタバレや指示をしない
- リスナー同士の会話を控える
配信者ごとにルールや雰囲気は違います。初めて見る配信では、コメントする前に概要欄や固定コメントを確認しておくと安心です。
初めてVTuber配信を見るときの楽しみ方については、「VTuber初配信の楽しみ方」もあわせて参考にしてください。
善意でも配信者が求めていない情報は控える
鳩コメは、悪意よりも善意から生まれることが多いコメントです。
「教えてあげたい」「つないであげたい」「面白い情報を共有したい」と思ってコメントする人もいるでしょう。
しかし、配信者が求めていない情報は、場合によっては負担になることがあります。
特に、他の配信者との関係性や別枠の発言に関わる情報は、リスナーが伝えるよりも、本人同士に任せる方が安全です。
鳩コメか迷ったときの考え方

鳩コメかどうか迷ったときは、次のポイントを確認してみましょう。
- 今見ている配信の話題に関係あるか
- 配信者本人がその話題を出しているか
- 他の配信者の名前を出す必要があるか
- そのコメントで配信の流れが止まらないか
- 自分が伝えたいだけの情報になっていないか
特に大切なのは、「配信者本人がその話題を出しているか」です。
配信者が話題にしている内容であれば、コメントとして自然になる場合があります。
一方で、リスナー側から急に他枠の情報を持ち込むと、鳩コメに見えやすくなります。
迷ったときは、次のように考えるとわかりやすいです。
- 今の配信の感想を書く
- 配信者が話している内容に反応する
- 他の配信者の名前を出さずにコメントする
- 他枠の情報は持ち込まない
- 不安なときは概要欄のルールを見る
鳩コメを避ける目的は、コメントを怖がることではありません。
配信者もリスナーも楽しく過ごせるように、少しだけ気を配ることが大切です。
鳩コメを見かけたときにリスナーはどうすればいい?

鳩コメを見かけたとき、「注意した方がいいのかな」と迷う人もいるかもしれません。
結論からいうと、基本的にはスルーするのがおすすめです。
リスナー同士で強く注意し合うと、かえってコメント欄の空気が悪くなることがあります。
基本はスルーする
鳩コメを見かけても、まずは反応しないのが無難です。
コメント欄で「鳩やめて」「ルール読んで」と返すと、その注意コメント自体が目立ってしまうことがあります。
配信者がスルーしている場合は、リスナーも一緒に流す方が配信の雰囲気を保ちやすいです。
リスナー同士で強く注意しすぎない
鳩コメをした人が、必ず悪意を持っているとは限りません。
VTuber配信を見始めたばかりで、鳩コメという言葉を知らなかっただけの人もいます。
そのため、リスナー同士で強く責めるような注意は避けた方がよいでしょう。
コメント欄で注意が続くと、配信者がその空気をフォローしなければならなくなることもあります。
配信者やモデレーターの対応に任せる
配信者やモデレーターがいる場合は、対応を任せるのが基本です。
配信者によっては、鳩コメをスルーする方針の人もいれば、必要に応じてやんわり注意する人もいます。
コメント欄のルールや対応方針は、配信者ごとに違います。
リスナー側は、無理に注意役になろうとせず、配信を楽しむ姿勢を大切にしましょう。
どうしても気になる場合は通報・ブロックなどを使う
何度も同じような鳩コメをする人がいて気になる場合は、通報やブロック、ミュートなどの機能を使う方法もあります。
コメント欄で直接言い合いをするよりも、機能を使って自分の視聴環境を整える方が落ち着いて配信を楽しみやすくなります。
ただし、通報やブロックの使い方は各プラットフォームのルールに従いましょう。
鳩コメ以外にも気をつけたいコメントマナー

VTuber配信では、鳩コメ以外にも気をつけたいコメントマナーがあります。
ここでは簡単に紹介します。詳しくは、関連記事の「VTuber配信のコメントマナー」で解説しています。
指示コメント
指示コメントとは、配信者に対して「こうして」「それは違う」「こっちに行って」など、行動を強く指示するコメントのことです。
配信者がアドバイスを求めている場合は問題ないこともありますが、求めていない場面ではプレッシャーになることがあります。
ネタバレコメント
ネタバレコメントとは、ゲームや映画、ストーリー展開などを先に言ってしまうコメントです。
配信者が初見で楽しんでいる場合、ネタバレは楽しみを奪ってしまうことがあります。
自分語り
自分語りとは、配信内容と関係なく、自分の話を長く続けるコメントのことです。
短い近況コメントなら自然な場合もありますが、配信の流れから大きく外れる場合は控えた方がよいでしょう。
配信と関係ない話題
配信と関係ない話題を何度も出すと、コメント欄の流れが変わってしまいます。
雑談配信でも、基本的には配信者が話しているテーマに合わせてコメントすると安心です。
他のVTuberの名前を出すコメント
鳩コメに近い内容として、話題に出ていない他のVTuberの名前を出すコメントにも注意が必要です。
配信者本人が話題にしている場合を除き、他のVTuberの名前を出すのは控えめにしましょう。
VTuber界隈の用語をもっと知りたい方は、「VTuber用語集」も参考にしてみてください。
過度なリスナー同士の会話
コメント欄でリスナー同士の会話が続きすぎると、配信者がコメントを拾いにくくなることがあります。
挨拶程度なら問題ない場合もありますが、長いやり取りは控えめにするのがおすすめです。
また、VTuber文化の中には独自の言葉や考え方もあります。関連する用語として「VTuberのユニコーンとは?」もあわせて読むと、リスナー文化への理解が深まりやすくなります。
まとめ|鳩コメを避けるとVTuber配信をもっと楽しみやすくなる
鳩コメ・鳩コメントとは、別の配信者や他の配信で起きていることを、今見ている配信のコメント欄に持ち込む行為のことです。
「〇〇さんが呼んでるよ」「別の配信で〇〇って言ってたよ」「今〇〇さんはこっちにいるよ」といったコメントは、鳩コメにあたる可能性があります。
鳩コメは、悪気がなくても配信の流れを止めたり、配信者に余計な対応の負担をかけたり、他の配信者やリスナーを巻き込んだりすることがあります。
鳩コメを避けるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 他枠の情報を持ち込まない
- 配信者が話題にしていない相手の名前を出さない
- 概要欄や固定コメントのルールを確認する
- 配信者が求めていない情報は善意でも控える
- 迷ったらコメントしない選択も大切にする
VTuber配信のコメントマナーは、誰かを責めるためのものではありません。
配信者とリスナーが同じ時間を楽しく過ごすための、ちょっとした気配りです。
鳩コメの意味を知っておくと、初見の配信でもコメントしやすくなり、推しの配信をより安心して楽しめるようになります。
